Agile Cat — in the cloud

July 27, 2010

OneNote 2010 が Evernote に負けているのは ココだ!

Filed under: Microsoft,SOHO with Cloud — Agile Cat @ 10:04 pm
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Office 2010 についても、ちょっと言いたいことがあります ・・・

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2011年1月20日(追記)⇒ iPhone 用の OneNote について Microsoft が語る

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・・・ というわけで、まずは Office について

__AC Stamp 2

アップデートの仕方に問題があったのかもしれませんが、Office 2007 で使っていたクイック・アクセス・ツールバーが使えなくなってしまいました。 これは、よく利用する機能を 一カ所にまとめておく、Office を使う上で重要な機能なので、ユーザーとしてはとても困ります。 もちろん、新しく作ることは可能ですが、そんなことに時間は使いたくありません。

もともと、[Users] – [name] – [AppData] – [Local] - [Microsoft] - [Office] にある、Word.qat や PowerPoint.qat などのファイルを、デスクトップとノートの間でコピーして使っていたのですが(面倒だけど素晴らしい結果をもたらすカスタマイズが一回で済む)、その 2007 用のコンフィグレーション・ファイルが、2010 では使えなくなっているのです。

Office QA Bar

クリックで拡大 →

ためしに Word 2010 を起動して、このツールバーを修正してみたところ、Word14.officeUI というファイルを生成したので、これまでの *.qat を *.officeUI にリネームしたら、この問題を解消することができました。 つまり、2007 と 2010 の間で、ファイル拡張子が変更になったという、それだけの事なのです。

どう考えても、2007 で利用していたカスタマイズの継承は、インストーラーの作り方ひとつで簡単に対応できる事なので、強制的に新しいリボンを使わせる方策としか思えません。 さらに言えば、拡張子を変更する理由も見当たりません。 かりに、どこかにスイッチがあって、*.qat を *.officeUI に変換できるにしても、それはディフォルトが間違っています。

 Office_2010_1

← クリックで拡大

Microsoft 側はコストをかけて、ユーザー側も時間を浪費するという、まったく不毛なサイクルにはウンザリですし、その考え方には、少々 呆れてしまうところがあります。社内の Office ユーザーからは苦情が出ないのでしょうかね? それとも、ディフォルトの Office を全員が全員、そのまま使っているのでしょうかね? とても不思議な感じがします。

なにぶん、Office 2010 をインストールしたのが昨夜なので、全体を把握しているわけはありませんが、このツールバー の件は、ユーザーを困らせるだけのことで、Microsoft にとっても何のメリットも生じないことを、解って欲しいと思います。 せっかくの Office 2010 が、入り口で台無しになってしまいますよ。

___space

・・・ というわけで、本題の OneNote 2010

Onenote_2010_1

今回の、2010 への移行で楽しみにしていたのは、OneNote 2010 でのクラウドを経由した同期だったのですが、これまでの 2007 と同様に、個々のファイルごとに設定してくという、きわめて手間のかかる方式にガッカリしてしまいました。

なぜ、Evernote が人気を集めているのか、Microsoft は真剣に研究したほうが良いと思います。たしかに、OneNote の方が細かな設定が可能であり、また、アプリケーションの供給者サイドの思い入れも解るのですが、ユーザーが気にかけるのはドキュメントそのものが、簡単かつ確実にクラウドにストアされ、複数のクライアントで共有されるという、きわめてシンプルなことのなのです。

その点、OneNote は、まだまだオンプレミス指向なのです。 クラウド側にストレージだけを求めるのではなく、もっとアプリケーション機能を配置し、その API をオープンにしていくべきです。そうすれば、Twitter や Facebook だけではなく、たとえば Google の各種サービスなどと連携して、オモシロことがたくさんできるはずです。

Microsoft 全体として、ビジネスのクラウドへの移行タイミングという、難題を抱えているのは解ります。 その点において、とくに Office チームは、オンプレミスからクラウドへ向けた段階的な移行を、なるべくユックリと進めたいのでしょうが、そこに付きあわされる OneNote チームが可哀想でなりません。 もっと自由に、先にクラウドありきの発想で、OneNote チームには裁量を与えてあげるべきだと思います。その意味で OneNote は、Office の一員というよりは、Azure 上のアプリケーションになるべき存在なのかもしれません。

___space

もう 2つ 3つ 注文が

① タグ構造

そろそろタグ機能の取り込みを考えて欲しいと思います。 つまり、1つのタブやページを、複数のタグに登録できるようにしたら良いと思うのです。 ツリーはマシン・リーダブルですが、ヒューマン・リーダブルとは言いがたい概念です。

現実世界を考えてみれば分かることですが、1つの事柄や対象に対して、人々は複数の属性を持っています。 しかも、それらの属性は、下流へ向かって詳細を定義するだけではなく、上流へ向かって自分たちの居場所を主張することもあるのです。

delicious

クリックで拡大 →

たとえば、Delicious の場合であれば、” MS Interoperability ” というサイトを、Azure と Interop という 2つのカテゴリに登録できるのです。 とても便利です。

それは、WordPress でも同様です。 このブログのカテゴリには、Office や Windows という、今回のポストにピッタリのものがありませんが、Azure Platform と SOHO with Cloud という 2箇所に置くことで、情報の整理が進みます。 もちろん、Evernote もタグをサポートしていますので、OneNote におけるツリーへの拘束は大きなディス・アドバンテージとなります。

② 時間軸の管理

OneNote を使い続けてきて、ここの溜め込むものが増えるにつれて、何処に何があるのかが、とても分かりにくくなってきました。 とくに、タブやページを作った直後に、それらを探すようなことが頻繁に起きています。

またも、Evernote との比較になってしまいますが、作成日時でタブやページをソートするような UI が必要なのだろうと思います。Evernote では、まだ 200~300 のノートしか作っていませんが、作成したノートをタグごとに時系列で一覧できるという構造は、それなりに、とても分かりやすいものだと思います。

③ クロス・プラットフォーム対応

これは、もう、何の説明もいらないと思います。 iPhone/iPad/Android/BlackBelly/Palm/Nokia などに、クライアントを提供すべきです。 うまい言い方が見つかりませんが、OneNote については、 インターネット上に遍在すること自体に意味を持つ、ユビキタス・ドキュメントのためのアプリケーションと捉えるべきなのでしょう。 ですから、何よりもクロス・プラットフォームが重要となるのです。

クライアントはフリーにして、ストレージもしくはトランザクションで課金するようなビジネスが可能なはずですし、ユーザーから見れば、無償のストレージでは心もとないのです

ちなみに、Evenote は $45/年 ですが、ここで説明してきた、もっと上手な同期を実装し、① ② ③ を達成すれば、少なくとも Agile_Cat は有償ユーザーになりますし、同じように考えるユーザーも多いはずです。

その他の部分に関しては、圧倒的に OneNote が優れています。 言い方を換えれば、Evernote がバギーでプアなのです。 しかし、その一方には、多くのユーザーが Evernote を支持するという現実があります。 なぜかというと、見比べてボロボロであっても、基本的なコンセプトであるクラウド指向を、骨太に進めていくという姿勢が、Evernote には感じられるからです。 OneNote も、ちょっとした発想の転換で、クラウドのキラー・アプリになり得る存在ですので、大切に育てて欲しいと思います。

以上、いろいろと文句ばかりになってしまいましたが、ラブがあるから許してね、中の人 :)

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